IT・WEB関連の会社における、人事評価システムの導入事例を紹介。どのような課題をシステム導入により解決に繋げていったのかをまとめました。

IT・WEB業界では、技術力の向上とイノベーションの推進が極めて重要です。人事評価制度では、従業員のを重点的に評価するべきです。プロジェクトでの成果だけでなく、チーム内での知識共有や技術教育への貢献も評価対象とします。
この業界特有のスピーディーな変化に対応するため、従業員の自律性と責任感を重視した柔軟な働き方をサポートする人事評価が求められます。在宅勤務やフレックスタイム制度の利用状況といった働き方の柔軟性だけでなく、それによってです。目標管理システムを活用し、個々の目標と業務成果を明確にすることで、成果主義を実現します。
「IT・WEB関連業にも対応!中小企業におすすめのクラウド型人事評価システム3選」を見る
ここでは、IT・WEB関連業の人事評価システムの導入事例を紹介します。「サポートが充実」のあしたのクラウド、「コストが安い」のヒトマワリ、「一元管理に強い」のSmartHRという強みを持つ3社をピックアップし、それぞれの中小企業の事例を紹介します。
【選出理由】「人事評価システム クラウド」とGoogle検索して上位に表示されるシステムのうち、社名などの詳細な導入事例を掲載しているシステム10社をピックアップ(2023年8月29日時点)。
その中で公式HPで確認できる情報をもとに以下の条件で要望別に各システムを選定しています。

引用元:あしたのクラウド公式HP
(https://cloud.ashita-team.com/)
社内から「評価の不公平性を感じる」「自身の頑張りを正当に評価してほしい」といった声が上がってくるようになったことから、人事評価制度の導入を決定。しかし、制度作りの難しさから、あしたのチームに依頼をしています。 このような背景から人事評価制度を導入したものの、目標設定や面談など評価に関連する業務が増えたことを負担に感じていたり、客観的な評価が可能となることで給与が下がるのでは、などのネガティブな意見が出てくるようになりました。
この点から、「あしたのクラウドへ毎週ログインして目標の確認・見直しを行う」という部分を行動目標の項目に追加したところ、社員の意識を高められたことに加えて、対応ができていない社員にはピンポイントでアナウンスができたことから、人事制度を社内に浸透させられました。 また、導入にあたって担当コンサルタントからさまざまなアドバイスをもらいながら進められた点も、導入のメリットとして感じています。
参照元:あしスト公式サイト(https://www.ashita-team.com/jirei/5029/)
こちらの企業では、3年前まで人事評価制度を設けておらず、その後も自社で構築したものがありましたが、評価の納得感を得られていない点が課題となっていました。そんな中、離職率が20%ほどとなり、優秀な人材が退職していく状況になったことから、「シンプルかつ透明感のある人事評価制度」の構築を目指し、「あしたのチーム」の人事評価制度を導入しています。
人事評価制度の構築にあたっては、今後は「信賞必罰で差がつく制度の導入を行う」点、評価を行える人材が少ないことから「管理職が育成される仕組みづくり」、「ゼネラリストだけではなく、スペシャリストも評価される仕組みを作る」といった点について特に取り組みを行っていきたいと考えています。 また、導入にあたっては、「あしたのチーム」の人事評価制度の考え方がマッチしていたこと、「1ヶ月で制度を構築したい」という思いに対しても気持ちよく答えてもらったことなどから、同社のサービス導入を決定しています。
参照元:あしスト公式サイト(https://www.ashita-team.com/jirei/244/)

引用元:ヒトマワリ公式HP
(https://www.hitomawari.jp/)
2008年の設立以来、毎年社員数が増加する中で、年々経営層と社員の間にある距離が広がってきていると感じていたことに加えて、同社が目指している「エンジニアファースト」な会社に近づくためにヒトマワリの導入を決定。導入の決め手は、「サポートを含めた価格」。さらに、担当営業が導入からサポートまで一貫して行っている点も、導入理由のひとつとなっています。
ヒトマワリの導入により、お客さま先に出ている社員個人個人の情報の集約ができるようになったことが、導入による大きな効果となっています。現在は、エンジニアひとりひとりのプロフィールや常駐先、受けている評価に加えて勤怠管理などにも活用しています。今後は会社情報として資格保有率も入れていくとともに、現在メールベースで行っているものをヒトマワリに移行できれば、目標管理や申請業務もより効率的に行えるようになるのではないか、と考えています。
参照元:ヒトマワリ公式サイト(https://www.hitomawari.jp/case/aj-flat/)

引用元:SmartHR公式HP
(https://smarthr.jp/)
こちらの企業では、社員が入社する場合複数のツールを使用して雇用契約書のやりとりを行っていたことから、進捗が分かりにくい状態でした。さらに、既存の従業員から寄せられる労務関係の問い合わせについてはSlackで対応していたことで、労務の対応全体の進捗も把握しにくくなっていました。 また、従業員の情報はGoogleスプレッドシート上で管理をしていました。編集の自由度は高いものの、操作を誤ると情報の欠落が発生する可能性も。さらに、中長期の全社採用計画においては社員数が倍々に増えていく計画だったため、労務体制と従業員の情報管理体制の見直しを行う必要がありました。
これらの背景から、SmartHRを導入。入社手続きをはじめとして、労務業務をまとめられる点が大きなメリットとなっており、特に入社手続きの負担を大きく削減できています。このように、SmartHRの導入によって業務効率化が進められていますが、今後は集約した従業員情報を人事評価やタレントマネジメントに活かしていきたいとの展望を持っているとのことです。
参照元:SmartHR公式サイト(https://smarthr.jp/case/findy)
SmartHRの人事評価機能を導入する前、こちらの企業では人や組織に関する情報が社内に散らばっている状態だったことから、整備する必要を感じていました。さらに親会社が事業会社3社を吸収合併したことから、共通の人事制度の構築やマネジメント体制づくりに取り組む上で、人事情報のデータベースの整備が課題となっていました。
当時はさまざまなツールを使っていたことから、例えば「社内のどこに・どんな人が・何人いるのか」といった点を確認しようとしても手間がかかる状態でした。このような背景から、Smart HRの人事評価機能を追加導入しています。決め手となったのが、Smart HRの社員情報データベースを中心として、人事のあらゆる領域をシームレスにつなげるという開発思想が自社の方向性と合っていると感じた点。導入により、これまで手作業で集計していた総合評価がSmartHR上で完結できるようになり、作業の効率化につなげられています。 また、当初の課題となっていた人事情報のデータベースの整備についても、複数のツールから人事情報データを集めて確認する必要がなくなり、工数を削減できています。
参照元:SmartHR公式サイト(https://smarthr.jp/case/findy)
自社の課題を解決するのは?
ここでは、人事評価システムの導入を検討する人事担当者や経営層に向け、導入目的ごとにおすすめのクラウド版人事評価システムをご紹介します。
人事評価に不満を持つ
社員の離職を防ぎたい
企業におすすめ
引用元:あしたのクラウド公式HP
(https://cloud.ashita-team.com/)
システムの特徴
自社の評価制度を反映した
システムを導入したい
企業におすすめ
引用元:GooooN公式HP
(https://goooon.busnet.co.jp/)
システムの特徴
人事管理全般を
システム化したい
企業におすすめ
引用元:HRMOSタレントマネジメント公式HP
(https://hrmos.co/hr/)
システムの特徴